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Dell、HPノートパソコンでファンクションキーが使えない、きかない。設定、対処方法
ノートパソコンのキーボードの最上段にあるF1~F12キーはファンクションキーといいます。
キーを押すことで簡単操作ができる便利なキーで、例えば、F7キーを押すと全角カタカナに変換されます。
ファンクションキーを押しても、キーが効かず、使えない、動作が実行されないことが最近のDellやHPパソコンで見受けられます。
これはファンクションキーとは別に用意されているマルチメディアキーが優先されているためです。
ファンクションキーを押したらFキーを有効、無効にするの切替はBios画面で設定できます。
ファンクションキー
キーボードの一番上の段に表示されているF1~F12のキーです。
ファンクションキー | 機能 |
F1 | ヘルプ表示 |
F2 | ファイルやフォルダやアイコンの「名前変更」 |
F3 | ファイルやフォルダーの検索、ブラウザでのページ検索 |
F4 | アドレスバー表示 |
F5 | 更新 |
F6 | 入力した文字をひらがなに変換 |
F7 | 入力した文字を全角カタカナに変換 |
F8 | 入力した文字を半角カタカナに変換 |
F9 | 入力した文字を全角アルファベットに変換 F9キーを押すたびに、先頭大文字、全部大文字、全部小文字を繰り返す |
F10 | 入力した文字を半角アルファベットに変換 F10キーを押すたびに、先頭大文字、全部大文字、全部小文字を繰り返す |
F11 | ウィンドウの全画面表示 |
F12 | Office(WordやExcel)では「名前を付けて保存」 Chromeブラウザではソースコード表示 |
HPやDellノートパソコンでファンクションキーを押す場合
最近のノートPCではファンクションキーを押しただけでは上記の機能が実行、操作されないことがあります。ファンクションキーを押しても使えない、効かない状態です。
こういった場合はキーボードにある「Fn」キーを押しながらファンクションキーを押してください。
ではファンクションキーだけを押した場合はどういったことが起こるのでしょうか
HPやDellでファンクションキーを押した場合の動作
ファンクションキーにはF1の文字以外にイラストが表示されています。
Dellではこれらをマルチメディアキーと呼んでいます。
以前は、ファンクションキーを押せばファンクションボタンの動作が実行されましたが、
今はマルチメディアキーの動作が実行される設定になっていることが多いようです。
例えばDellノートパソコンでは、「F7」のところは「画面を明るくする」ボタンです
また「F1」は「ミュート」ボタンになっています。
HPでも同じことが言えます
設定対処方法はBIOS画面で
DellノートPC BIOS画面でファンクションキー、マルチメディアキーを設定する
- パソコンを一度シャットダウンさせます。
- 電源を入れたらF2キーを連打します(Dellのロゴ画面が表示されるタイミング)
- BIOS画面が起動します
- メニューの「Advance」を選択します
- 「Function Key Behavior」欄で「ファンクションキー」または「マルチメディアキー」を選択します
- メニュー「Exit」で保存して終了します
ここで設定したキーは「Fn」を押さずにボタンを押した際に有効となります
<参考URL>
Dellノートパソコンに搭載されているマルチメディアキーボード
HPノートPC BIOS画面でファンクションキー、マルチメディアキーを設定する
- パソコンを一度シャットダウンします
- 電源を入れて直ちにF10キーを押します
- BIOS画面が起動します
- メニューの「System Configuration」を選択します
- 「Action Key Mode」欄で「Enabled/有効」にすると、マルチメディアキーが有効となります
「Fn」を押さずに「F〇」キーを押した際には、ボタンに印字されたマークが実行されます
ファンクションキーを操作したい場合は「Fn」キーを押しながら操作してください - 「Action Key Mode」欄で「Disabled/無効」にすると、ファンクションキーが有効となります
「Fn」を押さずに「F〇」キーを押した場合は、「F〇」キーが実行されます
マルチメディアキーを操作したい場合は「Fn」キーを押しながら操作してください - メニュー「Exit」から保存終了してください
※HP ProBook440G4、450G4、470G4、HP EliteBook FolioG1の場合はこちらへ
<参考URL>
HPノートパソコン、ファンクションキーのロックまたはロック解除
まとめ
最近ではマルチメディアキーのほうが利用頻度が高いということで、ファンクションキーより優先されているのかもしれません。
キーボードの配列や限られた範囲の中で、最大限のパフォーマンスのための様々な工夫がされています。またキーボードの1つのボタンという、更に限られたスペースにイラストを使って分かりやすく表現され、効率化が図れるようになっています。
以前もこういった特別な操作をするためのボタンがキーボードについていたことがありました。
ただそれは、現在のキーボードとは別で各メーカーが専用に用意したボタンでした。
最近のDellやHPは既存のキーボード配列の中に、機能アップボタンを追加しています。
キーボードという制限された中でこれだけの機能と分かりやすさが詰め込まれていることに感動しました。
キーボードだけに限った話ではなく、機能アップやバージョンアップ、どんどん増やすということではなく、そこにスマート、シンプルといった前提で考えらえるようになりたいものです
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