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WindowsUpdate「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」がオフに変わってしまいOffice2016アップデートできないエラー発生
Office2016製品がアップデートできないという現象が発生し、調査したところWindowsUpdateの設定が勝手に変わってしまったことが原因でエラーが発生していることが判明しました
WindowsUpdate「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」がオフに変わった原因はWindows11 24H2へのアップデート
Windows11 23H2の状態でWindowsUpdateにて24H2にアップデートしたところ
「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」がオフに変わってしまいました
Window11 22H2から24H2にアップデートした場合は
「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」がオンのままでした
Office2016を利用していて、Windows11 23H2から24H2にアップデートした場合に限り影響を受けます。Office2019以降の場合は、設定がオフに変わったとしてもアップデートに影響を受けることはありません

解決方法
現時点では、手動でWindowsUpdate「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」をオンに切り替える必要があります
Office2016のサポート期限は2025年10月14日で終了となります。
また、MSI形式はOffice2016まででOffice2019以降はインストール形式が変わるため、今回の事象の影響は受けません。しかしサポート期限はまだ切れておりませんので、マイクロソフト側の早期修正対応を期待します
<参考URL>
Office 2016 と Office 2019 の延長サポートが終了します
Office2016とOffice2019以降ではインストール形式が違う
Office製品によりアップデート設定のオン、オフの影響を受ける範囲が異なるのは何故なのでしょうか。それはOfficeのバージョンによりインストール形式が異なるからです。
Office2016はMSI形式(MicrosoftWindowsInstaller)でWindowsアプリケーションパッケージです。
Office2019以降はクイック実行形式(C2R形式/Click to Run)となり、初回起動時にインターネット経由で最低限のプログラムのみを取得し配信する仕組みです。
このインストール形式の違いは、アップデートの方法にも影響します
MSI形式の場合はMicrosoftUpdateで修正プログラムを取得、ダウンロードして更新されます
つまりWindowsUpdate「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」がオンになっていないと適用されません
C2R形式はWindowsUpdateには含まれず、仮想化技術によりプログラム実行中にも背後で追加プログラムを取得し続け、常に最新の状態が自動的に維持される仕組みとなっています
そのためWindowsUpdate「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」のフラグには影響しません
クイック実行形式(C2R)とMSI形式の見分け方
- Office製品を起動
- アカウントをクリック
- Office更新プログラムの記載があるかどうか
Office更新プログラムとバージョン情報の記載があれば、クイック実行形式によるインストール
バージョン情報のみの場合はMSI形式によるインストール

<参考URL>
クイック実行形式 (C2R) と Windows インストーラー形式 (MSI) を見分ける方法
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