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BuffaloがWi-Fiに関する悩み調査実施。中小企業の72.7%が家庭用Wi-Fiルータを使用。業務用Wi-Fiルータの利用は3割未満。家庭用ルータを業務利用している現状。
PC周辺機器メーカーのバッファローが従業員50名未満の中小企業を対象にWi-Fiに関する調査を行ったところ、家庭用Wi-Fiルータの利用が7割を超えていることが判明しました。
出典:株式会社バッファロー(中小企業のWi-Fiに関する悩み調査)
家庭用ルータを利用する理由
- オフィスが広くないから
- 家庭用/業務用の違いがわからないから
- 従業員数が少ないから
- 業務用は費用が高いから
出典:株式会社バッファロー(中小企業のWi-Fiに関する悩み調査)
自宅で利用しているものが使い慣れている、業務用ルータの存在を知らないといった意見もあったようです。
インターネットや家電量販店での情報は基本的に家庭用Wi-Fiルータがほとんどで、業務用Wi-Fiの認知度が低いということもあります。
家庭用と業務用(Buffalo製品)の違い
- サポート
業務用は3年から最長7年の保証に対し(Buffalo製品)、家庭用は1年です。
法人専用窓口で技術的なサポートを受けることができます。 - パフォーマンス
業務用では同時接続が前提のため、数十台の同時接続でも快適に利用ができます。
家庭用の場合、最近では10台くらい接続可能なものもありますが、接続台数が増えると通信速度が落ちるため、業務利用としてはお勧めできません - セキュリティ
どちらも暗号化はされていますが、業務用の場合はより強固なセキュリティのIEEE 802.1X認証 などでリスク対策ができるようになっています。 - 遠隔管理
業務用では稼働状況の監視など、ネットワーク管理ソフトに対応しています。
<参考URL>
株式会社バッファロー
中小企業のWi-Fiに関する悩み調査
まとめ
業務用Wi-Fiルータは情報システム担当者であれば、もちろん当たり前と考える方も多いと思いますが、専任の情シス担当者が不在だったり、小人数で普段家庭で利用しているものしかWi-Fiルータは知らないというケースもあると思います。
手軽に利用でき、費用も手頃なので家庭用Wi-Fiルータを設置してしまうこともありますが、
業務利用であることを考えると、費用が多少高額だったとしても、情報漏洩やウイルス感染による
信頼の失墜や損害、復旧作業などを考えると…費用が高いからという答えにはならない気がします。
また最近では警視庁が家庭用ルータの脆弱性に関する注意喚起も発表していますので、企業で利用する場合はやはり、業務用Wi-Fiルータを選択することをお勧めします。
私自身、最初はルータといえば家庭用しか知りませんでした。
そのためお客様に家庭用ルータを進めてしまいそうになり、セキュリティ担当者に指摘されたことで初めて知りました。
特にこの業界は常に進化し、変化が激しいので、日頃から情報収集や興味を持ってアンテナをはり、アップデートしつづけなければと思いながら、吸収力や記憶力の低下と戦う日々であります。
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