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クローニングを使ったキッティング方法
過去の記事に掲載していますが、基本的にパソコンを一括展開する場合、マスターPCを作成したうえで、クローニングのツールを使い展開することを前提にご案内してきました。
Windows10の新しい機能では、マスターPCを作成しないでキッティングする方法として、プロビジョニングという機能が登場しました。
プロビジョニングとは
今までのようなマスター作成からのキッティングではなく、つまりマスター作成をせずに、キッティングする方法になります。
機種ごとにマスターPCをつくるという煩雑な作業から解放されます。
機種に依存しない、マスターPCを作らないキッティング方法は大きなメリットと考えられます。
プロビジョニング(Provisioning)は元々は「準備・提供・用意」のProvisionからきているそうです。(参考URL:プロビジョニングとは-IT用語辞典より)
プロビジョニングの流れ
WindowsADK(Windows Assessment and Deployment Kit)にある、Windows構成デザイナー
というツールを利用します。
Windows構成デザイナーを使って、OSの設定やソフトウエアのインストール情報をつくります。
プロビジョニングパッケージといいます。
このプロビジョニングパッケージをパソコンに展開することで、OSのセットアップを自動化します。
プロビジョニングについて参考URL
Windows 10 向けのプロビジョニング パッケージの作成
今回は、マスターPCを使わずにキッティングする方法の一つである、プロビジョニングについてご紹介しました。
次回は、プロビジョニングとマスターPCをつかったクローニングのメリット・デメリットについてご案内します。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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