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Excel2013ファイルを開いたら「ファイル形式と拡張子が一致しません。ファイルが破損しているか、安全ではない可能性があります。発行元が信頼できない場合は、このファイルを開かないでください。ファイルを開きますか?」エラー。 Officeアップデートによる弊害。解決、回避方法はデスクトップにコピーして開く
2022年8月9日にセキュリティ更新プログラム、Officeのアップデートがありました。このアップデートによりネットワーク上にあるExcelファイルを開こうとすると、警告が表示されるようになりました。
原因はMicrosoftセキュリティアップデート
Microsoftの2022年8月9日Excel2013セキュリティ更新プログラム(KB5002242)がアップデートされました。これはExcelのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性を解決するためのアップデートでした。
ですが、このアップデートにより、ネットワーク上のExcelファイルを開くと
「ファイル形式と拡張子が一致しません。ファイルが破損しているか、安全ではない可能性があります。発行元が信頼できない場合は、このファイルを開かないでください。ファイルを開きますか?」エラーメッセージが発生するようになりました。
<参考URL>
Excel 2013 用のセキュリティ更新プログラムについて: 2022 年 8 月 9 日 (KB5002242)
解決、回避方法はデスクトップにコピーして開く
現在、マイクロソフトではこの問題について認識はしていますが、パッチは発表されていません。
Microsoft はこの問題を認識しており、修正プログラムが利用可能になったときにこの記事を更新します。
引用元:マイクロソフト Excel2013用セキュリティ更新プログラムについて
当分の間の解決、回避策は
対象ファイルをデスクトップにコピーして、Excelで開く
です。
2022/9/6 更新プログラム(KB5002268)が公開されました
更新プログラムがマイクロソフトから公開されました。
方法1:Microsoft Update
アップデートを使用して更新プログラムを自動的にダウンロード、インストールします
方法2:ダウンロードセンター
手動によるダウンロードとインストールを行います
<参考URL>
2022 年 9 月 6 日、Excel 2013 の更新プログラム (KB5002268)
まとめ
セキュリティのためのアップデートですが、別なところに弊害がでることがあります。
システムが複雑になればなるほど、影響度も範囲も広くなりますので、こういったことも起こり得るのだと思います。
今回はネットワーク上のファイルを開いたときにエラーがでるため、デスクトップ保存で回避ができますが、ネットワークにデータを保存しているケースが多いと思います。
Office2013のサポート期限は2023年4月11日ですので、サポート終了まで1年を切っていますが、とはいえセキュリティパッチや不具合修正プログラムのサポート期間内ではありますので、パッチ情報が早く出ることを祈ります。
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