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属人化・きついPCキッティング。マスタ作成とSysprepを辞めたら笑顔になりました
PCキッティングは面倒、手間がかかる、きつい、属人化するというイメージがあります。
実際、私どものサイトにもこのようなキーワードからお問い合わせいただくケースも少なくありません。
何故、PCキッティングは属人化しきついのか。
情報システム担当者が悩まれているPCキッティングというと、こんなことが挙げられます。
- Windows10バージョンアップやアプリ変更の度にマスタの再作成が必要で困っている
- マスタ作成時のSysprepエラーがでてしまうと、解決に時間がかかる、解決できずに断念している
- コンパネ・プリンタ設定等の手作業での個別作業に手間がかかる
- 再起動や再ログイン待ちでPCから離れられない
- マスタ機種に限定されて、パソコンの機種を自由に選択・変更ができない
- 急ぎのPCリフレッシュや復旧対応。マスタが古くて、展開後のアップデートに時間がかかる
- キッティング担当にはもっと別の仕事をしてもらいたい
- 属人化して引継ぎができない
- クローニングソフトのライセンス費用を削減したい
一般的なPCキッティングの手段としてマスタ作成やSysprepの作業負担は大きいです。
属人化とは
企業などにおいて、ある業務を特定の人が担当し、その人にしかやり方が分からない状態になることを意味する表現。
引用元:weblio辞書
特定の担当者がその業務を抱えることとなり、業務効率が低下しボトルネックになる傾向があります。特にPCキッティングはもちろん専任でしている人もいますが、兼務している人も少なくありません。
日本経済団体連合会の労働時間に関する実態調査では、「業務の属人化」や「業務効率の悪さ」が長時間労働に繋がりやすくなっていることが判明しました。職場慣行の改善策は「業務の効率化」が最多であり、「ICTツール導入」「業務の標準化」など効率化の取り組みがあげられています。
<参考URL>(一社)日本経済団体連合会 2017年労働時間等実態調査集計結果
私たちがマスタ作成やsysprepを辞めた理由
私たちは山梨日日新聞・山梨放送を中核とする山梨県の総合情報メディアグループのICT部門です。
私たち自身がグループ企業の情報システム担当として、PCキッティングを行っています。
そのためPCキッティングのきつさや属人化は充分に理解しています。
そして、私たちはマスタ作成やsysprepを辞め、自動化ツールKitPostで効率化を実現しました。
PCキッティングのマスタ作成やsysprepを辞めて変わった事
- キッティング作業担当がキッティングにかかわっていた時間は9割カットされました。
- PCに待機待ちの時間もなくなりました。
- PCは機種やOSバージョンが変わっても、手間はかからなくなりました。
- 現在は、セキュリティなど情報システムのよりコアな部分であったり、新たなプロジェクトに参加し、担当者と企業にとっても時間の使い方が大きく変わりました。
まとめ
PCキッティングは誰かがやらなければならず、必要ではありますが、売上に直結する仕事ではなく作業であり、やらなくて良い。になるのが一番です。
企業として、属人化するスキルを維持し続けることが良いのか、そこは考えなくて良いよう効率化してもっと別の業務に専念するための時間に割り当てるのか、選択肢はそれぞれです。
セキュリティ問題やウイルスの脅威が高まる中で、情報システム担当者の業務はよりプロフェッショナルなスキルが求められています。
また、これらの課題は企業の事業継続だけでなく、信頼度向上や選ばれる企業として不可欠の問題になっています。
こういった場面に直面した時にいつも、思い出すのがDell創業者マイケル・デルの言葉です。
「何をやるかを決めるのは簡単。何をやらないかを決めるのが大事」
将来を考えた行動と決断が大事です。
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