PCクローニングツールSymantec Ghostライセンスはサブスクリプションライセンスまたはワンタイムライセンス

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PCクローニング、キッティングで一括展開できるSymantec Ghost Solution Suiteライセンス。購入はサブスクリプションライセンスまたはワンタイムライセンス

企業で大量にパソコンをキッティングする場合、県市町村や小中学校や高等学校などの自治体官公庁向、教育機関などの入札案件で機器購入とクローニングをして納品設置まで行う場合のクローニングといえば、Symantec Ghostが一般的です。

Symatec Ghost製品はここ数年で買収されたことにより製品体系の変化が激しく、どれを購入していいかわかりづらくなっています。

Symantec(シマンテック）はBroadcomが買収

Symantecといえば、まず頭に浮かぶのが、ウイルス対策ソフトではないでしょうか。
コンピュータメンテナンス、セキュリティソフトの「Norton（ノートン）」シリーズが有名です。
また、PCキッティング、クローニングツールとしても「Ghost（ゴースト）」は代表的なツールです。
ところが、2019年には半導体製品やソフトウエアを製造販売するBroadcom（ブロードコム）に買収されたことで製品体系が短期的に様々変化していることと、サブスクリプションが基本となりました。

＜参考URL＞
Symantec Ghost（シマンテックゴースト）
Symantec（シマンテック）

PCクローニングツールSymantec Ghost Solution Suite

クローニングツールの手順は以下の通りです。

マスタPC作成
Sysprep
マスタイメージ作成
マスタイメージから一括展開
マスタに含められなかった、個別の設定は手作業で補完

この一連の作業の中で、よくあるのがSysprep作業がエラーになってしまうというケースが多いです。エラーが出た際の解決策がわからず、クローニングをあきらめてしまうケースもあります。
英語が基本ですので、言語のハードルが高いと言えます。

＜参考URL＞
クローニングを使ったWindows10パソコンキッティング方法

PCクローニングライセンス　Ghost Solution Suiteライセンス購入は用途によって分かれる

現在、製品ラインナップとして販売されているものはサブスクリプションライセンスとワンタイムライセンスの2種類です。
過去に契約されたライセンスは永続ライセンスとなっているケースがありますが、保守更新は終了となりました。そのため、利用期間が限定されていることが大きな変更点となります。

サブスクリプションライセンス

エンドユーザー様名義での購入
コンピュータ台数で課金
契約期間は1年から最長5年までのサブスクリプションが購入可能
契約期間内であれば、無制限に何回でもイメージ作成や展開が可能
契約期間終了後は、利用権利はなくなります

ワンタイムライセンス

2022年2月から販売開始
PCクライアント専用のライセンス（サーバーOSを搭載した端末には使用不可）
販売店名義で購入可能
利用期間は1年のみ
クローニングは1ライセンスにつき1回限り
単一のライセンスを使って複数のデバイスをイメージ化することは不可

入札案件などで4年間または5年間、PCリフレッシュや再インストールを行い障害時には復旧できること。というのが仕様要件に掲載されるケースは多いです。
このような場合は、サブスクリプションで複数年の製品を購入する必要があります。
また企業で大量に購入して一括展開する場合であっても、複数年で利用する場合はサブスクリプションライセンスを購入という形になります。

サブスクリプションライセンスの料金体系

1～24台、25～49台、50～99台、100～249台、250～499台、500～999台、1000～2499台・・・といった形で
購入台数によって体系がわかれています。
またそれぞれに利用期間が1年から5年までとなっているため、単価についてひらきがあります。

ワンタイムライセンスの料金体系

1～999、1000以上の2種類で利用期間は1年間です。

まとめ

PCクローニングツールのSymantec Ghostはクローニングだけではなく、ユーザの一括移行やソフトウエア一括配布、PCの資産管理からデータ消去までを網羅した製品に変わったため、単価自体も高くなりなりました。
また、PCリフレッシュや再インストールのことを考えると複数年契約が前提になるのではと考えます。

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