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2024年4月。Microsoftセキュリティ更新プログラム公開。早急な更新プログラムの適用を。
2024年4月9日、マイクロソフトは脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラムを公開しました。「CVE-2024-26234 プロキシ ドライバ スプーフィングの脆弱性」 については、更新プログラム公開前に悪用や脆弱性の詳細が一般へ公開されていることを確認しています。早急な対応を行ってください。
<参考URL>
2024 年 4 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
2024 年 4 月セキュリティ更新プログラム リリースノート
緊急度や影響度が高いセキュリティ更新プログラム一覧
製品ファミリ |
深刻度 |
最も大きな影響 |
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ |
Windows 11 23H2, v22H2, v21H2 |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
v23H2 ,v22H2 5036893 v21H2 5036894 |
Windows 10 v22H2, v21H2 |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Windows Server 2022, 23H2 Edition (including Server Core installation) |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
Windows Server 2022 5036909 Windows Server 23H2 5036910 |
Windows Server 2019 , 2016 (including Server Core installations) |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft Office |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft SharePoint |
重要 |
なりすまし |
https://learn.microsoft.com/officeupdates/sharepoint-updates |
Microsoft .NET |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft .NET Framework |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft Visual Studio |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft SQL Server |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft Azure |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft Defender for IoT |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
既存の脆弱性情報の更新
既存の脆弱性 3 件を更新しました。
- CVE-2023-24932 セキュア ブートのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性
「セキュリティ更新プログラム」 の表にWindows 11 version 23H2 for x64-based systems と Windows 11 version 23H2 for ARM-based systems を追加しました。本脆弱性に対する軽減策は既定でオフになっていることに注意してください。BlackLotus UEFI ブートキットを利用した セキュア ブート バイパスが公開されており、セキュリティ緩和策を実装するために追加の手順を実行する必要があります。積極的なセキュリティ対策を行う、もしくはロールアウトの準備を開始したいお客様は、KB5025885: CVE-2023-24932 に関連付けられているセキュア ブートの変更に対する Windows ブート マネージャー失効を管理する方法 を参照してください。 - CVE-2024-21427 Windows Kerberos のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性
以下を変更しました。
1)サポートされるすべてのクライアント バージョンの Windows 10 および Windows 11 は、この脆弱性の影響を受けないため、「セキュリティ更新プログラム」の表から削除しました。
2) CVE-2024-21427 に包括的に対処するため、マイクロソフトは、影響を受けるすべてのバージョンの Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022、および Windows Server 2022 23H2 Edition の 2024 年 4 月のセキュリティ更新プログラムをリリースしました。マイクロソフトは、この脆弱性から完全に保護するために、お客様に更新プログラムをインストールすることを強く推奨します。システムが自動更新を受信するように構成されているお客様は、それ以上の操作を行う必要はありません。 - CVE-2024-21330 Open Management Infrastructure (OMI) の特権の昇格の脆弱性
Azure HDInsights も本脆弱性の影響を受けるため、「セキュリティ更新プログラム」 の表に追加しました。マイクロソフトでは、Azure HDInsights を実行しているお客様に対して、本脆弱性から完全に保護するために、更新プログラムをインストールすることを強く推奨しています。
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